移住と二拠点生活

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    新生活のことを書こう書こうと思っているうちにあっというまに夏になってしまいましたが、四月に家族で福岡に移住しました。

    仕事の関係でもなく、夫や私の実家があるわけでもない福岡になぜ突然移り住んだのかと尋ねられることが多いので、今回は少しそのことについて書こうと思います。

    私は26歳でグラフィック/WEBデザイナーとして独立してから、場所にとらわれない働き方を極めていこうとノートPCとカメラを持って国内外様々な場所を旅しながら仕事をしていました。街単位でいうと50以上は行ったのではないかと思います。wifiとテーブルがあればどこでも仕事場にしていました。福岡はとにかくご飯が美味しいのと友人が住んでいたということもあり、気軽に来ては1週間以上滞在して、とにかく食べて飲んで仕事して帰る、それを年に2、3回ほどする、とても身近で居心地の良い街でした。誰しもが言うことですが本当に食のレベルが高く、海も山も街も近く空港へのアクセスも良いコンパクトシティ。気付けば福岡の大ファンになってしまい、「いつか住みたいわあ」と口にするようになっていました。

     

     

    いつかのいつかが今になった 

     

    結婚して妊娠して出産して、昔のように身軽に動くことができなくなり、いよいよ「住まい」についてきちんと考えなければいけなくなった時、私の中で当時住んでいた東京に住み続けるという選択肢はほとんどありませんでした。私自身、幼少期は北海道や青森の田舎で育ったので、都会での子育てのイメージが湧かなかったというのがひとつ。夫も私もお勤めではないのだから東京を離れた方が生活水準を上げられると確信できたのがふたつ。そしてみっつめは、子どもを産んだことで自分の人生が後半戦に入ったのを実感することが増え、いつか思っていた「いつか」とか「将来」は今なんだと感じたからです。

     

     

     

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    いろんなものが生活の延長線上にある 

     

    実際にこちらに来てみて、東京だとまるまる一日かけて「よし、おでかけするぞ!」ていうような場所が驚くほど身近に生活の延長線上にあることに感動します。なにより道中のストレスがとても低いのです。(混雑しない、距離/時間が短い)たとえば動物園やショッピングモール。ちょっと自然を感じたいなってときの山、海へのアクセス。帰ってきたときもへとへと感がありません。前はベビーカーで渋谷に乗り込むと反対側のホームに行くのに3回エレベーターを乗り継ぎしないといけませんでしたからね..。今はその乗り換え時間内に家から動物園に着いちゃいます。さらに恵比寿、西麻布あたりにあるレベルの美味しいお店も街中に溢れているというミラクルタウン。たとえてみると、代官山の小洒落たカフェで朝ごはんを食べてからマザー牧場に行き、午後は鎌倉で海のドライブをしたあと西麻布で夜ご飯(子どもOKの店も多い、というかまだNGと言われたことがない)なんてことが可能です。

     

     

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    東京では古民家に住んでいます 

     

    1ヶ月に1度くらいのペースで東京に来て仕事をしています。住んでいるのは下町で古民家ですが、すぐ近くに美術館や博物館が犇めくエリアにあり刺激的です。やっぱりシャキっとメイクをしてパリッとした格好で颯爽と歩くのは楽しい街。東京に比べて圧倒的に福岡に少ないものはアート系のコンテンツ、ギャラリーなんじゃないかなあと思っています。

    住まいを福岡、東京では古民家で暮らすようになり、上手に距離を置けるようになったことは「消費」です。SNSがもたらしたコト消費(こんな所に行ったとか、パーティーに参加したとか、体験をしたとか)のブームがあり、その裏ではそのことにも少しお腹いっぱいになっている人たちもちらほら出てきていたり。Lifelong lerningという言葉があります。日本語で言うと生涯学習という意味に当たるのかな。わたしはなんとなく、次は学びのブームがくるんじゃないかなと思っています。モノ、コトはもう常に溢れているのです。私たちは選び取るのにも疲れてしまうくらい、それらの選択肢を差し出されています。東京での生活は、とにかく消費することを促されていたのだと距離を取ってみて気付くことができました。それらのモノコトが臨界点まで達すると、それをもっと楽しもうとするには自分の感じ方を変えるほかに手段がなくなってくるように思えました。美味しいレストランに行く、いいねをもらう、からもう一歩先へ行くには、季節の旬の食材を知る、器のことを知るなど、そうすることで、同じ体験でもより深いものになるからです。

     

     

     

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    そんなわけで旅に出ます 

     

    実はお正月にzozo企画の100万円にあたりまして、そのtwitterの公言通り明日から1ヶ月ほど家族で日本をまわる旅をします。観光ガイドブックに載っているような場所を巡るのではなく、スーパーローカルな視点で、その地に住み暮らしている人々を見つめながら溶け込んでいくような旅にしたいと思っています。インスタグラムでリアルタイムに更新していこうと思っているので、よろしければ覗いてみてください。

     

     

    Chikage Yoshida

    https://www.instagram.com/chikage1212/

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    Chikage Yoshida



    Art Director/Designer
    桑沢デザイン研究所卒業。グラフィック・WEBなどのデザイン制作から、イベントやディスプレイの空間演出などを手がけています。
    2016年3月に一児の母になり、仕事と育児の両立奮闘中。 主催している食と器プロジェクトで、作家さんの個展の企画や食事会のプロデュースを行なっています。 旅、食、写真、ゲームがすき。


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